虫歯は自然に治る?放っておくとどうなる?歯科医が解説!|高槻市の歯医者・小児歯科・矯正歯科|城南もちづき歯科こども歯科

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虫歯は自然に治る?放っておくとどうなる?歯科医が解説!

虫歯は自然に治る?放っておくとどうなる?歯科医が解説!|高槻市の歯医者・小児歯科・矯正歯科|城南もちづき歯科こども歯科

2025年8月03日

虫歯は自然に治る?放っておくとどうなる?歯科医が解説!

こんにちは、高槻市の歯医者 城南もちづき歯科こども歯科です。

むし歯は自然には治らないのかという疑問を抱いたことはありませんでしょうか。結論から言うと、「初期の虫歯は治る、もしくは進行が止まるが、ある程度を超えると治らないので治療が必要」です。

この記事では、虫歯は本当に治るのか?自然治癒はあるのか?という疑問について、歯科医師の視点からわかりやすく解説します。
大切な歯を守るために、ぜひ最後までご覧ください。

【結論】虫歯は自然に治りません!


虫歯はいきなり出来ていきなり大きくなるわけではありません。虫歯は歯の表面に付着したプラーク中の虫歯病原細菌が糖を餌に酸を放出し、それによって歯の表面にあるエナメル質が溶けることから始まります。ごく初期の段階であれば、丁寧なブラッシングと高濃度のフッ素入り歯磨き粉の使用によって自然治癒が期待できます。しかしこの段階の虫歯は自覚症状が基本的に全くなく、歯科医院でチェックをされない限り気づくことはありません。初期虫歯が気づかれず、歯の内側の象牙質まで進行してしまうと自然治癒は期待できなくなります。そうなった場合は治療による介入が必要です。

虫歯の進行具合に応じた治療が必要で、以下の段階に分かれます:

1. 初期虫歯(C1):初期の段階では歯の表面が白く濁ったように見えます。この段階であれば、高濃度フッ素入り歯磨き粉をたっぷり使用し、適切な歯磨きによって進行を防ぐことが出来ます。

2. 象牙質の虫歯(C2):虫歯がエナメル質のバリアを突破し、象牙質にまで達すると自然治癒は見込めません。この段階になると冷たいものがしみる症状があらわれることもあります。この段階で適切に治療をすれば、歯の内部にある神経をまもる事が可能です。

3. 神経まで達した虫歯(C3):この段階になると、痛みが生じることが多く、場合によっては夜も眠れないくらい痛くなる事もあります。非常に痛みが強い場合、鎮痛剤を服用しても効かないこともあります。ここまで虫歯が広がると、ただ虫歯をとるだけでなく神経をとる処置が必要になり、治療が長期化してしまします。

4.歯の根っこまで達したむし歯(C4):虫歯が著しく進行し、歯のねっこまで達した場合は最悪の場合、抜かなければいけなくなります。もちろん残す治療が出来る場合も多くありますが、残った歯の量が少ないほどその歯の寿命は短くなります。

【ポイント】早期発見・早期治療が大切!

虫歯は早い段階で発見できれば、痛みのない処置で済むことも多く、歯を長く保つことができます。

定期的な検診やクリーニングを受けることで、虫歯の早期発見・予防につながります。
歯科医院でのプロの目によるチェックが、あなたの歯の健康を守る第一歩です。

【まとめ】虫歯は「治る」前に「防ぐ」ことが大切!

高槻の歯医者 城南もちづき歯科こども歯科ではC2以上でなければ治療介入はしないようにしています。また初期の虫歯をレントゲン検査によってしっかり発見することで、その後の予防にいかしていきます。虫歯の予防には、日々の正しいブラッシング、適切な歯磨き粉の選択と定期的な歯科検診がとても大切です。

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